【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米大手スポーツ用品・靴メーカーの24年10~12月決算(ナイキは9~11月決算)は、最大手のナイキの減収もあって7社合計の売上高が前年同期比2.2%減となった。
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減収が続くナイキは経営陣が交代した。一度退職した勤続30年のベテラン、エリオット・ヒル氏がCEO(最高経営責任者)として再建の指揮を執る。「ナイキ」のDtoC(消費者直販)は40億ドルで13%減、うちECは21%減。卸は60億ドルで3%減。値引き販売が多く、粗利益率は1ポイント減の43.6%と業界の平均水準を下回る。ヒルCEOはスポーツに焦点を当て、商品の新鮮さ、ブランディングに投資。DtoCに対する過度な強化を是正し、卸先との関係を立て直していく。
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