中旬からの気温の低下で秋冬物の実需が本格化した。コートやジャケットなど、アウターは残暑の影響があった滑り出しから動きが良かった。従来の防寒着でなく、薄手の素材感や羽織る感覚のアイテムが売れた。アイコンとなる装飾性のあるデザインや個性とその世界が確立したブランドは底堅かった。11月はコートなど冬物が本格化する。クリスマス需要に向けたファッション性の高いブランドや雑貨などの期間限定販売を強化する。
(価格は税込み)
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伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」
立ち上がりからコート
売り上げは5%増。アウター類は立ち上がりから売れ行きが良く、消化率が前年に比べて高かった。ショート丈やコートとジャケットの中間アイテムが良かった。セーターは1枚で着られる装飾性やデザイン性のある商品が売れた。「事前にルックの画像を見て問い合わせをする顧客が増えている」と、吟味して本当に気に入った商品を購入する傾向が強まっている。11月はクリスマスなどドレスアップしたハレの場に向けて、大型のカプセルコレクションを相次いで企画する。
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