長い残暑と暖冬で、テキスタイルは軽さや薄さが必須となった。ウールの尾州やニットの五泉など秋冬向けを主力にする産地のメーカーは、気候変動に対応する素材提案を模索している。合繊メーカーでは快適性を追求したテキスタイルの開発が目立つ。
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透け感のあるウール
温暖化で重衣料の需要が減り、ウールをはじめとした獣毛素材の低調が続く。尾州産地の合同展の尾州マテリアル・エキシビション(BME)を主催する尾州ファッションデザインセンター(FDC)は「国内向けでは春や秋にも対応できる素材」が求められているという。26~27年秋冬展は「薄地、透ける、軽い」といったキーワードを掲げた。
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