ユニクロとワークマン 好調が続く理由とは?

2020/11/06 06:30 更新有料会員限定


 ユニクロとワークマンの好調が続いている。10月の既存店売上高は、ユニクロが16.2%増で5カ月連続、ワークマンは34.5%増で実に36カ月連続で前年実績を上回った。全国に広がる店舗網と手頃な価格という共通の強みに加え、ユニクロは消費者の生活の変化に沿った商品や話題性のある協業商品を6月以降、毎月連打し、集客と販売を伸ばした。一方のワークマンは作業着の持つ低価格と機能性を一般向けのアウトドアウェアに作り替えることで新たな需要を生み出し、SNSを駆使した情報発信で新規客を増やしている。

(柏木均之)

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 ユニクロの既存店売上高(EC含む)は、3~5月は落ち込んだが、6月から一転して前年実績を上回っている。理由の一つは47都道府県にある800超の店の半数が地方や郊外に立地することだ。「密」を避ける客が増え、都市部の集客が減ってもそちらの落ち込み分はECでカバーし、同時に実店舗では「誕生感謝祭」などの集客イベントで地方店に客を呼び込んだ。

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