日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は、東京テキスタイルスコープ(TTS)26年春夏内で行った、来場者の投票で次のトレンドを探る「ワッツネクスト・テキスタイル」の結果を発表した。1位は東レの「ウルトラスエード」だった。
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ワッツネクストはTTSの前身のプレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)、JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)から続く人気企画。ウルトラスエードはPTJ25年春夏で「ウルトラスエード・ヌー」が1位となり、2度目の受賞となった。
今回受賞したテキスタイルは、粗原料の一部に植物由来の再生資源を使った「ウルトラスエードLX」にインクジェットプリントを施し、貼り合わせた麻をオパール加工で部分的に除去した。「触った時の違和感で印象に残る素材」で来場者の関心を集めた。
2位はユメテックスの「シルク綿パール加工生地」、3位は浅記の「オーガニックハケイワッフルチェック」、4位はクロスジャパンの「フリンジフラワー」、5位は古橋織布の「綿シルク」が選ばれた。