繊研新聞社は商社の22年度「繊維事業業績アンケート」を実施した。繊維事業売上高(連結・単体)の回答企業は24社で、売上高の合計は2兆4734億円。21年度比14.4%増と大きく伸びた。前年と比較可能な23社の合計では10.1%の増加。当期から収益認識に関する会計基準などを適用した企業が複数あり、企業によっては新・旧基準の数値が混在している場合もある。
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抜け出る上位企業
中国のロックダウン(都市封鎖)や原材料費の高止まり、急激な円安など事業環境は厳しかったが、衣料品市場の回復を受け、製品事業が復調した。とはいえ調達コストの上昇分を価格に転嫁できたかが利益面の優劣を分ける大きな要因になった。
コロナ禍真っ只中だった20年度は大半の企業が減収、21年度は24社中10社が減収だったが、22年度は大半が増収と回復基調が鮮明だ。円安による海外収益の増加や輸出も好調だった。
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