東海地区のファッションビジネス(FB)企業がSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを進めている。SDGsが掲げる17の目標達成期限である30年まで残り6年。着実に前進しながら、課題も挙がっている。
CO2削減に寄付
クロスプラスが達成に力を入れている目標の一つが「海の豊かさを守ろう」だ。「マイクロファイバーの海洋流出が世界的に問題になっている」とし、再生ポリエステルなどリサイクル素材を活用するほか、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みも進める。
レディスブランド「カールパークレーン」を展開し、同じ目標に注力する三永は、かねてから「商品廃棄を絶対にしない」方針を掲げる。廃棄目的で業者に渡してしまうと、「海外へ送られ、後に海へ捨てられてしまうことがある」からだ。廃棄をしないことが、結果的に海洋汚染防止につながる。
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