外部研修を受けると支給される助成金(助成金なう)

2018/10/06 06:25 更新


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このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます!助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!

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「今度社員に研修をさせるのだけど、助成金はもらえる?」この類いの質問はとても多いです。

今回は、正社員の研修の際に支給される、厚労省の人材開発支援助成金を紹介します。最近ポピュラーになってきているので、ご存知の方も多いかと思います。

この助成金には

  1. 特定訓練コース
  2. 一般訓練コース
  3. 教育訓練休暇付与コース
  4. 特別育成訓練コース

があり、誰がどのような研修を受講するかで、どのコースになるかが決まっていきます。

この中でも、3.教育訓練休暇付与コースは従業員側からの自発的な研修参加に対して助成するものです。しかし、現実的にはその逆で、会社側からの指示命令で研修を受けるケースの方が多いのではないでしょうか。

会社の命令で研修を受ける場合は、2.一般訓練コースがおすすめです。こちらは、正社員の方に外部の研修を受けてきてもらう際に、最も人気が高いコースです。仕事上必要な研修(精神論的、マインド的なものは大抵不可)を受けてきてもらう際に支給されます。

ただし、社員が研修を受けるなら何でもかんでもOKと言う訳ではありません。まずはその社員の方の要件が必要です。明確な線引きはありませんが、例えば部署などの配置換えの際や、新たな職種に就く場合などが最も当てはまりやすいです。

逆に、同じ部署にずっといて、「今更研修?」という方にはこの助成金は当てはまりません。つまり、ケースバイケースなのですね。


それゆえ、外部の研修機関で、「当社の研修を受けると助成金がもらえますよ!」等という謳い文句や、「過去にこのコースで助成金がもらえました!」等という言葉にはお気を付け下さい。

その研修がどんなに内容が素晴らしかったとしても、問題は「誰がその研修を受けるか」なのです。研修を受けること自体はその企業の自由です。

ですが、助成金となると、国が求めている条件に当てはまるかどうかということになります。

ちなみに支給額ですが、下記の通りです。

・賃金助成

1時間当り:380円(生産性要件を満たす場合:480円)

・経費助成

経費の30%(生産性要件を満たす場合:40%)

※経費助成は研修時間によって上限あり:7万円~20万円

一見してたいしてもらえない支給額ですが、助成金支給により結果として安価で研修が受けられますし、社員が研修によりスキルアップし、さらに会社に貢献をしてくれる。そう考えると、価値の高い助成金ということになろうかと思います。


本日は以上になります。

今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。

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