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このコラムでは、助成金・補助金の疑問や基礎知識をわかりやすく解説していきます!助成金・補助金に興味がある方は、是非ご参考ください!
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「今度社員に研修をさせるのだけど、助成金はもらえる?」この類いの質問はとても多いです。
今回は、正社員の研修の際に支給される、厚労省の人材開発支援助成金を紹介します。最近ポピュラーになってきているので、ご存知の方も多いかと思います。
この助成金には
- 特定訓練コース
- 一般訓練コース
- 教育訓練休暇付与コース
- 特別育成訓練コース
があり、誰がどのような研修を受講するかで、どのコースになるかが決まっていきます。
この中でも、3.教育訓練休暇付与コースは従業員側からの自発的な研修参加に対して助成するものです。しかし、現実的にはその逆で、会社側からの指示命令で研修を受けるケースの方が多いのではないでしょうか。
会社の命令で研修を受ける場合は、2.一般訓練コースがおすすめです。こちらは、正社員の方に外部の研修を受けてきてもらう際に、最も人気が高いコースです。仕事上必要な研修(精神論的、マインド的なものは大抵不可)を受けてきてもらう際に支給されます。
ただし、社員が研修を受けるなら何でもかんでもOKと言う訳ではありません。まずはその社員の方の要件が必要です。明確な線引きはありませんが、例えば部署などの配置換えの際や、新たな職種に就く場合などが最も当てはまりやすいです。
逆に、同じ部署にずっといて、「今更研修?」という方にはこの助成金は当てはまりません。つまり、ケースバイケースなのですね。
それゆえ、外部の研修機関で、「当社の研修を受けると助成金がもらえますよ!」等という謳い文句や、「過去にこのコースで助成金がもらえました!」等という言葉にはお気を付け下さい。
その研修がどんなに内容が素晴らしかったとしても、問題は「誰がその研修を受けるか」なのです。研修を受けること自体はその企業の自由です。
ですが、助成金となると、国が求めている条件に当てはまるかどうかということになります。
ちなみに支給額ですが、下記の通りです。
・賃金助成
1時間当り:380円(生産性要件を満たす場合:480円)
・経費助成
経費の30%(生産性要件を満たす場合:40%)
※経費助成は研修時間によって上限あり:7万円~20万円
一見してたいしてもらえない支給額ですが、助成金支給により結果として安価で研修が受けられますし、社員が研修によりスキルアップし、さらに会社に貢献をしてくれる。そう考えると、価値の高い助成金ということになろうかと思います。
本日は以上になります。
今後もよくある質問や、わかりにくい助成金・補助金の専門用語について解説していきます。
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