カリスマ創業者の退任から3年を経たストライプインターナショナル。今年、社長に就いた川部将士さんは早期の業績回復を目指している。会社が変わるためにはトップダウンではいけない。みんなで客に届けたい価値を考え、各自の役割や責任を果たせる仕組みを作った。けん引するのが「グリーンパークス」(GP)だ。2~7月の既存店売上高は前年同期比15%増、粗利益率も4ポイント改善した。
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真面目な人材が宝
コロナ下で事業の見直しが余儀なくされた頃。主力の「アースミュージック&エコロジー」と「グリーンパークス」を担当する事業副本部長の坂巻暢彦さんは、オフィスの天井を見つめていた。東南アジアで大量生産し、「売り上げ、売り上げ」と呪文のように唱えていた日々。振り返れば、服を着て「何か可愛い」と思う、その「何か」を商品に落とし込んでこなかったのではなかったか。
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