米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年10~12月決算 7社合計売上高が1.6%減

2024/02/28 08:00 更新有料会員限定


 【サンフランシスコ=立野啓子通信員】米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年10~12月決算(ナイキは9~11月決算)は、7社合計の売上高が前年同期比1.6%減となった。ブランドと企業の格差が大きく、減収赤字が続くVFコーポレーションに対し、増収増益は4社となった。VFコーポレーションは23年7月に、アンダーアーマーは同3月に、異業種から新CEO(最高経営責任者)が就任。「ブランド再建」のために、経営陣の刷新やリストラが進められている。

【関連記事】米大手スポーツ用品・靴メーカーの23年1~3月決算 8社合計で10%増収

 ナイキは中国、アジア太平洋地域が好調だったが、北米と欧州が苦戦。微増収となり、粗利益率と営業利益率が改善し増益に。「収益力ある成長」を目指し、ITを駆使した経営の効率化を進めるべく、従業員の2%に当たる1600人の解雇を発表。向こう3年で20億ドルの経費削減になるとする。今後は「イノベーション」に投資し、スピードと即応性を高め、長期的な成長を目指す。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事