ダッドウェイ 韓国発子供服「ベネベネ」の限定店 今春は百貨店4店に

2024/05/20 06:28 更新


今春は、伊勢丹新宿本店(写真)や阪急うめだ本店などに出店

 ベビー用品の輸入卸・小売りのダッドウェイ(横浜市)は今春、韓国発の子供服ブランド「ベネベネ」の期間限定店を百貨店4店に出す。23年10月から限定店での販売を開始し、初回から好感触を得ている。今春は関西エリアで出店を増やし、認知向上を目指す。

 ベネベネは今年10周年を迎えるソウル発のブランドで、落ち着いたトーンを基調とし、クラシックでノスタルジックなデザインが特徴。欧州のテキスタイルデザイナーと協業したプリント柄にも支持がある。本国では百貨店や路面店、高級SCなど約40の店舗を運営。海外は中国、モンゴル、ロシアに店舗を持つ。欧州のファッション誌で取り上げられる機会が増えるなど評価が高まっている。

 ダッドウェイは、子育て世代の女性で韓国好きが増えていることや、規模感のある韓国子供服ブランドの販売が日本で少ないこと、ベネベネのデザインが日本でも支持されると見て販売を決めた。同社はSCを中心に店舗展開するが、ベネベネは客層が異なるとして、百貨店での期間限定店に注力する。

 昨秋は大阪・梅田、名古屋、銀座、新宿の百貨店に出店した。本国から取り寄せた什器を使用するなどブランドの世界を表現した店作りで、ふり客を中心に初回から販売実績を上げた。トドラーサイズのワンピースやレギンスがよく売れた。今春は伊勢丹新宿本店、JR名古屋高島屋に既に出店。リピーター比率が5割を占め、昨秋よりもセット買いが増えて客単価は2万~3万円となった。関西は阪急うめだ本店に4、5月の2回、神戸阪急に5月の出店が決まっている。



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