コロナ禍の沈静化と円安を背景に、輸出に力を入れるメーカーが増え、海外バイヤーも多く訪れた。円安は原燃料や輸送コスト増などの問題もはらむが、多様な対応で海外向けビジネスの強化を狙う。
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円安が導くバイヤー
コンバーターの小松和テキスタイルには、中国や香港、ドイツを仕向け地とする商社が来場した。為替を追い風に海外を強化したいが、人員が不十分のため、商社との協力も検討していたところへの訪問だった。
ダックテキスタイルは商社経由で輸出が増加。中国と韓国が特に多く、円安に加え、服にかける金額の増加から日本産の高品質なデニムの引き合いが強まっている。