東レのスポーツ向けテキスタイル「プライムフレックス」 高ストレッチタイプを開発

2026/03/18 06:27 更新NEW!


2成分のPETで高い伸縮性を実現した

 東レはスポーツ向けテキスタイルで、スパンデックス不使用ながら高いストレッチ性を持つポリエステル「プライムフレックス・ハイデュラストレッチ」を開発した。抗菌ナイロン、遮熱性や防透け性に優れた「ボディシェルEX」のナイロンタイプなども開発した。

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 プライムフレックス・ハイデュラストレッチは収縮率の異なるPET(ポリエチレンテレフタレート)2成分のバイメタル構造糸を開発して出来た。プライムフレックスの従来のポリエステルタイプはPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)との複合で、摩耗時の白化が課題だったが、複合紡糸技術「ナノデザイン」を使った新原糸でこれをクリアした。またストレッチ率は45%前後と大幅に向上、特に織物にした際にこの特性が生きる。

 抗菌ナイロンは練り込む機能剤の選定がポイント。抗菌防臭をうたえるほどのスペックが出せており、第三者機関の試験を経て機能を訴求していく。登山着、コンプレッションウェア、靴下のほか、インソールなど生活資材分野も狙う。

抗菌防臭をうたえるほどの機能が出せた新ナイロン素材

 酸化チタンを高含有させたボディシェルEXはポリエステルで先行し、遮熱性、防透け性、紫外線遮蔽(しゃへい)性に優れ、繊維の屈折率が汗染みを目立たなくする効果もある。ナイロン版は、糸切れを防ぐ断面設計や紡糸技術で実現。ナイロンの持つ接触冷感性やドレープ性も特徴だ。

 吸水速乾性に優れた特殊シングルニット「BYOKAN」(ビョウカン)は、メッシュタイプを開発した。インナーを想定し、Tシャツなどの下に着る〝0.5レイヤー〟アイテムとして提案する。優れた吸水速乾性で汗冷えを防ぎ、ウインタースポーツや登山といった用途に期待する。

「ビョウカン」はメッシュで〝0.5レイヤー〟を訴求


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