5月9、10日に開かれたテキスタイルビジネス商談会、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏は、良質で個性的なテキスタイルを求める国内外の客でにぎわった。依然として、気候変動や円安進行、人手不足など課題が山積する繊維産業。出展者は自社の強みを基に事業環境の変化に対応し、新たな活路を見いだそうと提案に力を入れた。
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中国、韓国から来場
メーカーや商社など70件(うち新規は8、復活は3)が参加した。出展者数は前年5月展をわずかに下回り「昨年よりも来場者はやや少ない印象」との声も一部あったが、「中国や韓国を中心に海外バイヤーが多かった」と話す出展者が目立った。「海外で日本の高品質なデニムの引き合いが増えている」「輸出を狙いたい」など、円安を追い風に海外での商機を探る出展者には好機となったようだ。