三井不動産と福岡地所は5月16日、福岡地所グループのアウトレットモール、マリノアシティ福岡(福岡市西区)の共同での建て替え計画を検討すると発表した。新施設の内容と完工時期は未定。現施設は8月18日を最終営業日とし、一時閉館する。
同施設は福岡市地下鉄空港線・姪浜駅からバスで約15分の場所に、2000年10月に「九州初の本格的アウトレットモール」として開業した。敷地面積は約8万5200平方メートル、延べ床面積は約8万1400平方メートル、店舗数は約160店。
新施設は名称、業態を含めて未定。「マリノアシティ福岡やキャナルシティ博多など福岡地所が培ってきた商業施設開発・運営の経験に加え、三井不動産の商業施設事業のノウハウを最大限発揮し、今後の消費者ニーズや社会トレンドの変化を的確に捉えた新たな時代にふさわしい商業施設を検討する」という。
三井不動産は22年4月、九州での同社初のSC、ららぽーと福岡を開業した。新施設は同社として、九州で二つ目のSCとなる予定。2施設は車で約25分圏にあり、相互連携して福岡での顧客基盤を拡大する。