トップブランドがインスタ投稿に支払う金額(WGSN)

2017/11/02 16:52 更新


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様々なデザイナーズ・レーベルを抱える一流ファッション・ブランドは、消費者に対して大きな影響力を持つインフルエンサーのインスタグラム投稿に、一般的なブランドが支払う金額をはるかに上回る報酬を支払っても良いと考えていることが楽天マーケティングの調査でわかった。

イギリスのファッション・ブランドがセレブリティー・インフルエンサーによるインスタグラムの投稿に支払ってもよいと考える平均額は約6万ポンド(約900万円)だが、ヴェルサーチやバーバリーといったハイエンド・ブランドは9万3千ポンド(約1500万円)まで支払ってもよいと考えている。

フォロワー数が1万人程度のマイクロ・インフルエンサーであっても、ファッション業界からの報酬は1投稿あたり3万ポンド(約450万円)近くになることがある。

楽天マーケティングのグローバル・アトリビューション担当マネジング・ディレクター、ジェームズ・コリンズ氏は次のように語っている。「インフルエンサーはファッション・ウィークでもよく知られ、メディアや世間から注目を集めます。インフルエンサーたちが身にまとっているコレクションを見て、消費者はそのアイテムをすぐに買いたくなるのです」。

「ただ、ファッション・ブランドはインフルエンサーたちに依存するようになっていますが、彼らの持つ影響力の大きさを定量的に測ったり、売上げの面でどんな効果があったのかを正確に把握しているブランドは多くありません」。

「その辺りをきちんと理解しておかないと、不必要に高い報酬を払うことになったり、逆にインフルエンサーとの関係を過小評価することになりかねません。ファッション・ウィークのようなイベントはインフルエンサーの影響力を測り、インフルエンサー・マーケティングの重要性を示すのに非常にいい機会です」。

来年、トップ・ファッション・ブランドのマーケティング予算のうちインフルエンサー・マーケティングにかける割合は平均40%になると見込まれる。楽天マーケティングが調査した200社のうち87%がインフルエンサーを使ったマーケティング・チャネルに対する予算を昨年よりも増やす予定だからだ。

さらに、自社が起用したインフルエンサーがブランド認知度、サイトトラフィック、ブランド・リーチといった効果測定指標と大きく関係していると考える一般的なファッション・ブランドは25%未満だが、トップ・ブランドではその割合が56%に上昇する。

各ブランドは、投資に対するリターンがもう少し目に見える形でわかるようになれば、インフルエンサー・マーケティングにもっと予算をかける用意があるという。

トップ・ファッション・ブランドの約50%は、売上げに対するインフルエンサーの貢献度が明白かつ報告しやすい形で見られるようになることを望んでいる。また、44%のブランドは、より幅広い範囲の消費者の購買プロセスに関してインフルエンサーの活動がどのようなインパクトを与えるかを知りたがっている。

*この記事は、WGSN Inisiderに掲載されたものです。 


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