スピングルカンパニー(広島県府中市)は4月21日、広島や長崎に寄贈された折り鶴を再生した糸を使った「スピングルムーヴ」のスニーカーを発売する。折り鶴再生の「ONGAESHI」プロジェクトから生まれた「恩返紙」の折り紙5枚をセットする。G7(主要7カ国)広島サミット応援商品に認定されており、売り上げの一部を寄付する予定。
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折り鶴から再生された糸「折り鶴レーヨン糸」はアッパーに使う。スニーカー用としては繊細なため、地元の篠原テキスタイルとの協業により、強度を上げたキャンバス地を開発した。
インソールは平和を象徴するブルーとし、スピングルムーヴとONGAESHIのロゴをプリントする。ベロには折り鶴の写真をプリントしたスピングルムーヴのロゴ入りネームを付ける。アウトソールはゴムに植物由来のセルロースナノファイバーを練り込んだ自社開発の「ルベアCNFソール」を採用。
ブランドの特徴であるバルカナイズ製法で色は生成りのみ。ユニセックス対応の7サイズで、税込み2万900円。全国のスピングルショップ、公式オンラインストアで販売する。