東京ソワール 50周年記念で新ロゴや記念商品

2019/01/23 06:26 更新


 東京ソワールは株式会社創立50周年を記念した様々なプロジェクトを実施している。

 50周年を記念して作成したオリジナルロゴは、自社サイトや売り場でのPOP(店頭広告)、ポスター、記念下げ札などに、1年間を通じて使用する。ロゴはジャカルタ在住のデザイナー兼カリグラファーのヴェロニカ・ハリム氏が手がけた。

50周年記念ロゴ

 全国の百貨店・GMS(総合小売業)のフォーマル売り場と直営店「フィルムフォルマ」「東京ソワールアウトレット」、自社EC「フォーマルメッセージドットコム」では2月1~28日、同社商品を3万円(税抜き)以上購入し、専用はがきで応募すると旅行券などが当たるキャンペーンを実施する。

 量販店と自社ECでは50周年記念限定商品を販売する。量販店では米沢のジャカードを使った「ユキコキミジマ」のアンサンブル(5万円)を全国約580店で販売、ECでは同ブランドのジャケットとワンピース各2型を販売する。ジャケット各3万6000円、ワンピース各3万3000円。

 自社サイトとECサイトも刷新し、自社サイト内には50周年特設ページを設ける。

 また、同社のフォーマルアドバイザー(販売員)には記念品として「スワロフスキー」やパールなどをあしらったオリジナルチャームを贈る。チャームは社員向けにも販売し、売り上げは北海道胆振東部地震の義援金として全額寄付する。


50周年祝賀式開く

 東京ソワールは、23日に迎える株式会社創立50周年を記念した祝賀式を22日、東京・明治記念館で開いた。本社社員を中心に約220人が出席した。

 村越眞二社長は、「長い間同じカテゴリーで商売を続けられたのは、オートクチュールとして創業した当時からの物作りに妥協しない精神を脈々と受け継ぎながら、消費者の変化に対応してきたからだ。いま、アパレル・ファッション業界はデジタルが欠かせない時代になっている。その時代ごとの変化に対応し、新しい挑戦をしながら次の10年、20年、50年へと進まなければならない」とあいさつした。村越社長は創業者の児島絹子さんからのお祝いのメッセージも読み上げた。

 式典では「ソワール洋装店」として創業した1954年からの歴史を紹介する動画や、萩原富雄顧問による日本のファッション産業の成長と東京ソワールの歴史の講話、若手社員代表のあいさつも行われた。

式典であいさつする村越社長


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