スローウエアジャパンは、19日、大丸神戸店に関西初の直営店を開く。イタリアの専業メーカー4社で構成するメンズブランドで、専門店への卸売りが主力だが、直営店も増やして消費者への認知度を高める考えだ。
スローウエアはパンツの「インコテックス」、ニット「ザノーネ」、アウター「モンテドーロ」、シャツ「グランシャツ」の四つでメンズのトータルブランドを構成する。本国や欧米、日本でもセレクトショップや有力百貨店、専門店への卸売りでビジネスを拡大してきた。
10年から、世界で直営店出店も開始した。欧米、中東、韓国などに直営店やインショップ形式で店を増やしてきた。日本は東京ミッドタウン、松屋銀座店にインショップを出している。
大丸神戸店には、6階に「ザ・スローウエア・ストア」として52・8平方㍍で出店する。卸売りでは4ブランド全てのコレクションを見せることが難しいため、今後も卸売りの強化と並行してインショップも増やすことで、ブランドの全体感を消費者に直接伝える。売り上げ拡大だけでなく、新たなファンの拡大にもつなげたい考えだ。