24年の訪日外国人数は3687万人、消費額は8兆1257億円でともに過去最高。25年はそれ以上のペースで推移しています。一方、旅行者の関心は「モノ」から「コト」へと変化。「爆買いは終わった」ともいわれますが、実際はどうなのでしょうか。ファッション×インバウンド市場の最前線を追いました。
(訪日ラボ編集部 石橋美奈子)
アジア人に人気
観光庁の「インバウンド消費動向調査」をもとに訪日旅行消費額の内訳を見ると、「買物代」は29.5%を占め、「飲食費(21.5%)」を上回りました。一部では「インバウンドの〝爆買い〟は終わった」という声もありますが、実際は購買行動の傾向が変化しただけで、旅行者の買い物意欲自体は衰えていません。なかでもアパレルの消費は好調で、歴史的な円安の影響もあり、ハイブランド品などを日本で買い求める動きが活発化しています。
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