shoichi DtoCブランド続々 ノウハウ確立を急ぐ

2021/05/12 06:28 更新


宮崎麗果の「エレベート」

 アパレル在庫買い取り業、shoichi(大阪市)が今春から、DtoC(メーカー直販)ブランドを次々と立ち上げている。「アパレル業界の大きな流れになる」(山本昌一社長)として、ノウハウを確立したいとする。既に3ブランドがスタートし、今後さらに複数を計画している。インスタグラムなどで見つけたインフルエンサーなどに声を掛け、取り組みを始めるケースが多い。いずれも関連会社、YOUDEAL(東京)が手掛ける。

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 初めて立ち上げたのが、タレントの小松彩夏による「502EASY」。デビューは3月5日。「楽に着られ、おおらかな気持ちになる」ワンマイルウェアだ。男女どちらの体形にもフィットするデザイン、レイヤードを特徴とする。裏毛スウェットのトップ(税込み8580円)とパンツ(7480円)と、ポンチの長袖Tシャツ(6380円)を出した。

 3月31日にデビューしたのが、ママインフルエンサーとして知られる宮崎麗果のブランド「ELEVATE」(エレベート)。彼女のこだわりを入れた〝親子コーデ〟をコンセプトとし、利益の一部を東京済生会中央病院の乳児院に寄付する。商品はブランドアイコンのワッペンをアクセントにした裏毛のフード付きワンピース(8800円)、子供向けのカンガルーポケット付き裏毛プルオーバー(3800円、サイズは90、100、110)などがある。

 4月26日には、40代の女性人気インフルエンサー4人(大村香織、國分晴奈、笹倉麻耶、高倉絵理)による「huppé」(ウペ)がスタート。40代女性を対象とし、品があり、華やかさと美しいシルエットを特徴とする。スカート部分にタックを入れたフィット・アンド・フレアのワンピースはポンチ素材で、ストレッチ性があり形崩れしにくい。裏地付きで透けないため一枚で着られる。1万2800円。近く発売するパフスリーブのニットカーディガンは、ワンピースやフレアスカートとの相性が良い。夏の冷房対策から秋まで使える。7800円。

 各ブランドとも公式サイトで販売し、在庫ロスが出ないよう、受注生産を基本とする。

4人の40代インフルエンサーによる「ウペ」


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