三陽商会が服作りから持続可能性を学ぶプロジェクト

2017/10/20 04:29 更新


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パターンキットを使った縫製作業のワークショップも好評だ

 三陽商会は物作りを通して持続可能な社会を考え、学ぶ目的でプロジェクト「アース・トゥ・ウェア」を開始した。「服は限られた地球の資源からできている。長く着ることの大切さをアパレル企業として生活者へ伝えていくこと」を目的に、従来の事業とは異なる発想で生活者とのコミュケーションを目指す。

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 第1弾は東京・渋谷区で開催された、ビンテージ系セレクトショップなどによるフリーマーケットイベント「ロウトーキョー」への参加。アース・トゥ・ウェアは屋台風のショップを出し、商品のほか、生産現場で実際に使っている特殊な道具や意匠性の高い残布などを販売、縫製のワークショップも開いた。

 先を削った20センチの竹尺(1500円)は、長さを測る以外に、ミシンをかけるときに布を押さえたり、縫い目を裏側から整えたりできる道具。ピンクッション(1500円)、目打ちカバー(800円)なども揃え、来場者の目を引いた。


屋台スタイルのショップで年間4、5回は日本各地で開催する予定

 意匠性の高い残布も好評で、2日間のイベントで約220点販売した。残布で作成するエコバッグやシャツのパターンキットも人気で、このキットを使い、工業用ミシンで実際に縫製するワークショップも行った。「生活者が自ら服やバッグを仕立てたり縫製したりすることで、服を大事に長く着ることの大切さを体感してもらえる。持続可能な社会を考えるきっかけになれば」としている。

 アース・トゥ・ウェアは「今後、年に4、5回は日本各地で開催する」計画だ。

 同プロジェクトは社内有志で構成する「サンヨー・ディ・スクール」チームを中心に、企画から運営まで進めている。同チームは、ほかにCSR(企業の社会的責任)活動として、13年から栃木県・渡良瀬エコビレッジの約1000平方㍍の「サンヨー・コットン・フィールド」で和綿の栽培にも取り組んでいる。延べ約400人の社員が育てた原綿を使った商品開発などが評価され、今年、ソーシャルプロダクツ・アワードでソーシャルプロダクツ賞を受賞した。



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