三和 〝ゲンバ男子〟の声を取り入れた下着を開発

2019/05/08 11:00 更新


 〝ゲンバ男子〟の声を取り入れて専用アンダーウェアを開発――インナーウェア、レディスウェアなどの企画販売、三和(大阪市)は大阪産業創造館と組み、「ゲンバ男子」を対象とする下着を開発、4月26日から衣料品店、スーパーマーケットなどでの販売が始まった。

 この企画は、大阪産業創造館と民間企業が協業する「日本のものづくりを担う若手採用応援プロジェクト」としての取り組み。若い人が中小企業の物づくり現場に興味を持つことを狙いとする。「ゲンバ男子」の商標は、大阪産業創造館を運営する大阪市都市型産業振興センターが持つ。

 商品企画にあたり、町工場で働く40人に普段着用している下着についてヒアリングした。また、三和が開発した数種類の素材の下着を1週間ほど着てもらい、アンケートもとった。その結果、襟元の汚れ、窮屈さ、通気性で悩みがあることがわかった。襟元の汚れについては、襟の後方を高くすることで首回りの汗や皮脂をカバーするようにした。全方位に伸縮する編み方を採用し、腕や肩の締め付けをなくし、動きやすくした。

 素材はポリエステル、ポリエステル綿混などで、フィット性があり、吸汗、抗菌などの機能のあるもの。アイテムは半袖、長袖のシャツ、ロングボクサーなどで、プリント物もある。価格は1000円前後。

物作り現場の声を基に商品開発した


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