ブラウンリバー代表 通野彰さん 〝一格上の普段着〟を揃える

2025/06/12 12:00 更新


通野彰さん

 水戸市郊外の閑静な住宅地に自宅兼店舗「ブラウンリバー」を開業した通野彰代表。3年前の春に独立するまでは、同市内の中心街にある地域一番店のセレクトショップ、アットワークで23年間働き、アメカジ業態の店長などを経験した。「地方都市の場合、自動車移動が基本なので駐車場が確保できれば、郊外でも個店が成り立つ」と考え、3分の1を店舗スペース(約33平方メートル)として自宅を新築した。駐車場は3台分を確保。

 同店はメンズ主力のセレクトショップで、「キャプテンサンシャイン」「セブンバイセブン」「フレッシュサービス」などを揃える。「〝一格上の普段着〟をバイイングの基準にしている」と通野代表。客層は、30~40代が中心。前職からの常連客も多く、水戸市内からの来店が中心だが、週末には千葉県東部や福島県、栃木県など広域からの来店もある。公園で子供と遊んでも、動きやすく汚れても平気な服を求める子育て世代の来店が目立つ。

 「普段着といっても、ファストファッションのように安いわけではなく、ファッション好きのマニアックな服なので、リアルな場での対面販売を重視している」と強調する。パーソナルで親しみやすい接客をファンづくりに生かす。「顧客からの信頼を深めることで、ブランド力だけに頼らず、オーナーがすすめた服を買ってもらうのが理想形」と話す。



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