10月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、気温が下がらず、冬物の売れ行きが鈍かった。百貨店はラグジュアリーブランドやインバウンド(訪日外国人)需要が伸び、衣料品売り上げも前年実績を上回った。専門店は冬物が想定通りに売れず、前年実績を下回った店が目立った。
【関連記事】9月のファッション小売り商況 残暑で秋物伸び悩む ブラウスや薄手ニット売れる
コート以外売れる 百貨店
婦人服は、伊勢丹新宿本店が前年同月比9%増、18年比34%増。「コートが唯一前年割れ。その他主要アイテムは満遍なく売れた」(伊勢丹新宿本店)。ジャケット8%増・18年比38%増、セーター8%増・18年比28%増、カットソーアイテムは4%減も18年比22%増など軽衣料が売れた。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!