プライムプレイス代表取締役社長執行役員 川村崇さん 多様な顧客に価値を提供

2025/08/18 12:30 更新有料会員限定NEW!


川村崇さん

 東京建物グループの商業施設専門のプロパティーマネジメント(PM)会社として05年10月に設立、今年20年目の節目を迎える。現在は事業領域を広げ、施設運営から派生するリニューアル事業やアカウント事業、コンサルティング、エリアマネジメントなど商業施設にかかわる事業を幅広く手がける。PM事業の特徴は「多様性」。東京建物グループ以外からの受託面積は約8割で、商業施設のオーナーや施設のタイプ、テナント、来館者は様々だ。そんな〝顧客〟に対し、常に最高のパフォーマンスを発揮し、最大の満足と新たな価値を提供している。

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最大の収益達成で20周年迎える

 ――24年度(1~12月)を振り返って。

 24年度は当社始まって以来の最高益(営業利益)を達成することができました。23年度比で利益は2倍弱になり、今年は会社設立20年目という節目をいい数字で迎えることができました。コロナ明けの追い風にうまく乗ることができ、運営管理する商業施設は総じて順調でした。

 中でもモレラ岐阜(岐阜県本巣市)やスマーク伊勢崎(群馬県伊勢崎市)などの大型SCはコロナ禍でも客の戻りは早く、コロナが明けると客足がぐんと伸びました。一方で、都心の商業施設は上野や池袋などの繁華街を別にして、おおむね地方に比べると若干、戻りは遅かった。インバウンド需要は都心のスポーツ・アウトドア店などものすごい売れ行きになっているところもありますが、地域や店によって異なっています。

大型SCのスマーク伊勢崎

 ――今期上半期(1~6月)の状況は。

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