きょうから合同展プラグイン 背景ある物づくりに注目

2019/10/23 06:30 更新


 きょうから合同展プラグイン(繊研新聞社主催)が東京・渋谷のヒカリエホールで始まる。ウェア、服飾雑貨、ラフスタイル雑貨など幅広い出展者の中でもキラリと光るのは、語れるストーリーを持ったブランドだ。素材や作りへのこだわり、地域との共生を目指す独自のスタンス、着る人の暮らしに寄り添った機能性など。それぞれの背景や思いを、ぜひ会場で実感して欲しい。

(カッコ内はゾーン名・ブース番号)

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 「フラミンゴファーム」(AH‐046)は天然素材やメンズライクな素材を使い、さりげなく主張のあるカジュアルを提案する。00年にスタートした。製品染めや洗いで素材を生かした仕上げが特徴。購買層は20~50代と幅広い層に受けている。中心価格はカットソートップ7900円から、シャツ9800~1万2800円、ボトム1万2800~1万4800円。

フラミンゴファーム

 17年9月にスタートした「エイジーリウム」(AH‐049)は20代後半~50代をターゲットにする。ブランドを一人の女性の人生に捉え、誕生してからの成長・変化をシーズンごとのテーマにしている。緩やかなシルエットで、異なる生地を組み合わせた切り替えが特徴。2万~5万円。百貨店やセレクトショップを中心に販路を開拓する。

エイジーリウム

 ユニセックスブランドの「フェリチタ」(AH‐020)は気持ちが前向きになる服を自由な表現で作る。20年春夏向けで推すTシャツは、独自のパターンを開発し、着心地の良さと着た時のシルエットの美しさのバランスを追求した。生産は熟練した技術を持つ国内の縫製工場と連携し、デニムアイテムの仕上げ加工は職人が一つひとつ手作業する。カットソーのトップは1万5000~2万1000円。

フェリチタ

 「マヌ・イン・マヌ」(AH‐013)は初めてママになる女性をターゲットに、機能美を兼ね備えた服を見せる。春夏向けのカットソーのドレスは、妊娠から出産後までの体形の変化に考慮し、授乳もできる仕様にした。産前産後は赤ちゃんと室内で過ごす時間が長くなるため、室内の時間も快適に過ごせながら、スタイリッシュに着こなせる服を作る。1万8000円から。

マヌ・イン・マヌ

 「カピス」(AH‐009)のコンセプトはトレンドを加えた甘すぎない大人服。ワイドパンツが得意で、今回の注目は上質なレーヨン素材にクラシカルな「リバティ」柄をプリントしたものや、ひもでつるしてサロペットのように着こなせるものなど。肩を出したトップはニットのフレア袖で二の腕をカバーする。中心価格は2万3000円。

カピス


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