パルの300円を中心とした雑貨業態「スリーコインズ」は今期(18年2月期)、前期の倍以上となる20店以上の出店を計画する。品揃えについても新たなカテゴリーの導入を進める。
3月には新たな試みとして梅田のHEPファイブ店で低価格雑貨「アソコ」の一部商品の販売も開始した。
今春はすでに、3月にイオンモール熊本や京阪モール、カラフルタウン岐阜などに6店をオープン。服の動きが鈍くなった中で、「集客テナントに」とディベロッパーから声のかかる機会が増え、出店が増える見通しだ。前期の期末店舗数は162店。
品揃えはスマートフォングッズを加えるほか、文具など新ジャンル商品も検討する。アクセサリーをはじめ、キッチンや収納に使える身の回り品も強化する。また、都心や郊外、駅地下などに広がった立地別、地域別のMDにも注力する。
一方、スリーコインズHEPファイブ店で、アソコの一部商品を投入。個性の強いアソコの商材を盛り込むことで、店頭の鮮度作りや新規客の取り込みを狙う。反応を見て他のスリーコインズに広げるか、両ブランドを組み合わせた出店が可能なのかを判断する。
アソコは16年にパルが事業を譲り受けてから1年が経つ。スリーコインズと同一事業部で事業モデルの再構築が進み、既存店は前年比50%増ペースと好調だ。今期はアソコの出店も視野に入れている。
![](https://senken.co.jp/production/uploads/file_content/file/17653/ResourceView.jpg)
「スリーコインズ」ルミネエスト新宿店