大妻女子大学の吉井健教授のゼミに在籍する学生らが手掛けるファッションブランド「マールトウキョウ」は三井不動産商業マネジメントと協業し、アーバンドックららぽーと豊洲で6月末~8月末、〝推し活〟をテーマにイベントを開催中だ。ららぽーととの協業は4回目。24年度後期の家政学部被服学科の授業でイベントの企画から参加した。
今回は昨年10月からの授業に、同社の担当者が参加する形で開始。「ららぽーと豊洲でZ世代の来館と販売を促進する施策」という課題に対し、学生が企画を考案。同社から高評価を得た「推し活企画」を発展させ、イベントを実現した。
マールトウキョウではサンコロナ小田が素材、るいすが縫製を担当し推し活グッズ3種類を協働で企画・製作した。アイドルグループ2組が7月12日、施設内で行ったライブで同グッズを着用して訴求。三井ショッピングパーク公式通販サイト「アンドモール」で7月末まで販売中している。
サテン地に2段フリルのオーガンザを重ねた5色のシュシュ(税込み2420円)が人気。オーガンザの花が付いたチョーカーは880円、青いオーガンザのフリルで飾った黒いレースのバンダナは2970円。髪や首以外に、手首やペンライトに付け推し活にも使える小物として提案する。
ライブ当日にはフランフランとの3者協業で、小型扇風機「フレハンディファン」を推し活用に装飾するワークショップも実施。学生が講師を務め家族連れを中心に多くの人がマールトウキョウの端材を使ったデコレーションを体験した。関連催事でフランフランは7月前半、ハンディファンを期間限定で販売した。
アダストリアとの3者協業では、同施設の「ローリーズファーム」「ニコアンド」「グローバルワーク」の商品から、学生が選んだ推し活スタイルをイベント特設サイトで紹介。5人の学生が場面別にスタイリングする様子を撮影した動画もSNSに上げて集客につなげている。