西垣靴下(奈良県大和高田市、西垣和俊社長)は、新たに開発した「疲れ知らずの靴下」を、19年春から本格販売していく。2月のギフトショーにも出展、カタログやネット販売に加えて、有力ドラッグストアなどを対象に、OEM(相手先ブランドによる生産)も強化していく考えだ。
同社は〝自然と体に優しい〟をコンセプトにした自社ブランド「エコノレッグ」を展開。特に14年からは全国紙を使った販促活動などを強化し、消費者向けの本格販売を始めた。4年で黒字化し、今も10%増ペースが続いている。
疲れ知らずの靴下は、一般のパイル編みの2倍のクッション性、10倍の強度などの特徴を持つ。日、米、仏、中で特許技術を有している。エコノレッグのブランドとして展開する以外に、各種データの裏付け、類似品が他社から出ないという点で、通常の委託生産とは異なる特色あるOEMを狙う。
一方、スポーツソックスでも同様に、特許技術に支えられた新商品の開発を進めている。土踏まずを含む足裏全体を縦アーチの形状にできる特許を取得したばかりで、疲れ知らずの靴下を軌道に乗せた後、これも新たに販売していく予定だ。