09年には現社長の横田智之が社長に就任した。売上高は入社時の7000万円から、10倍以上となっていた。主力の寝袋に加え、羽毛を使ったダウンジャケットの開発を本格化し、順調に販路を開拓した。セレクトショップとの協業によってブランド知名度も上がり、オリジナルブランド「ナンガ」の認知も広がってきた。
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新社屋が地盤に
智之は「良い商品を作っているのは間違いない」という自信があったという。自社のダウンジャケットを着てみると他社商品と差は明確で、「この製品の方が軽くて温かい」「この値段で日本製」といった点が評価されたと見ている。ダウンジャケットのブームもあり、他のブランドでも同様商品の扱いが増えていったが、やはり「着てみると違う」という物作りへの絶対的な自信があった。
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