「オーバーコート」 千代の富士のシルエットを洋服に

2026/03/19 10:59 更新NEW!


右から化粧回し、協業スーツの一つ、千代の富士が着用していたテーラーメイドのスーツ、体をかたどったセットアップ

 千代の富士の体のシルエットを洋服にーーデザイナーの大丸隆平が手掛ける「オーバーコート」は今春、昭和に活躍した名横綱、千代の富士のスーツを再現した協業商品を企画した。その販売に際し、ボディーラインをかたどったジャケットとパンツのセットアップを制作し、都内の直営店で展示イベントを3月22日まで行っている。

 店に入ると、千代の富士の化粧回しが目に飛び込む。中央には優勝額と、断髪式にも着用していたテーラーメイドのスーツ、その隣には筋肉質な造形のブルゾンとパンツが並ぶ。パタンナーでもある大丸氏は、着用していたスーツの大きさと構造から「ゆとりが入る分を考慮して逆算し、体の形を構築していった」という。

 鋭いカットとパディングで肉体の形に仕立てたジャケットは、力士の筋肉をまとったような着心地だ。パンツも極端に太い腿幅から逆算し、大殿筋の形をリアルに表現している。

がっちりとした上半身を覆うテーラーメイドのスーツをもとに逆算し、肉体美を感じさせるセットアップを構築した

 協業のきっかけは、大丸氏の友人で千代の富士の息子の秋元剛氏を通じて、千代の富士のテーラーメイドのスーツ姿の写真を目にする機会があったこと。「しっかりした胸板の厚さなど、鍛えられた体の強さを感じるバランス」に魅力を感じた。実物を見せてもらい、その構造を分析し、忠実に再現するパターンワークで原寸大のジャケットとパンツ、ピンタックシャツを作った。ジャケットはアンコン仕様で、一般の人はオーバーサイズの着こなしを楽しめる。

千代の富士が着用していたスーツを再現した協業商品


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