マッシュスタイルラボ「ミュシャ」が好スタート ECでは完売品も

2023/09/29 06:29 更新


ルミネ有楽町1階の店舗

 マッシュスタイルラボが今秋立ち上げたミュシャ財団公認ブランド「MUCHA」(ミュシャ)が好調だ。9月7日に公式ECとルミネ有楽町に1号店をオープンし、一部商品が即日で完売した。実店舗の売り上げも予算の1.5倍ペースで推移している。3年後には売上高10億円を目指す。

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 20年から「ジェラートピケ」でミュシャとの協業商品を販売し、既存顧客のほか、ミュシャのファンである新規客もつかんできた。ミュシャ単独ブランドの立ち上げを発表した際も、SNSでファンの拡散が多く、販売前から手応えを得たという。

 「蘇(よみがえ)る情景を身に纏(まと)う」をコンセプトにフレグランスやバッグなどの服飾雑貨を販売する。ボトルやパッケージは原画アートや作品から着想したもの。雑貨は米沢織のジャカードバッグやシルク100%のスカーフ、今治タオルなど、長く使える上質素材を使用、オードトワレもフランスと日本の調香師が協力して開発している。

オードトワレの中では特にキンモクセイの香りが人気だという

 公式ECではオードトワレ4種のミニボトルを入れた「ミュージアムボックス」(税込み9790円)や米沢織のジャカードバッグ(2万9700円)が予約時点で完売した。今後も国内外の伝統的な素材を使った商品を販売する予定。 

 10月17日には京都高島屋SCに出店する。百貨店など、接客で丁寧にブランドの背景を伝えられる場所への出店拡大を検討中。ECでは20~40代の客が中心だが、今後はさらに上の世代まで客層を広げたい考え。

ブランドの世界を体験できる内装や接客に力を入れる


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