算数で極める達人MDへの道《第2講》㉟(佐藤正臣)

2022/06/08 06:00 更新


月別の粗利・仕入・在庫予算を考えよう!①

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:前回の講義で投入アイテム・SKUの算出が終了しましたね。


:へい(''◇'')ゞ。

本来は、仕入形態別に詳細に組み立てるところを、せんせが、手を抜いて一括りで説明しましたが、読者の皆様方は、自分たちのあった手法で考えてみてくださいね(^^)


:(;^_^A。

では、Dさん。今回からは、この長き渡った連載の最後のシリーズ、“月別の粗利・仕入・在庫予算を考えよう!”です!


:へい(''◇'')ゞ。

この長きに渡った連載もやっと終了するのですね(>_<)。せんせが仰る言葉から察すると、月別の各予算を作成する。OTBのロジックを使えば、粗利・仕入予算だけではなく、在庫の予算も完成するということですね?


:ブラボー!

Dさん、その通りです。こちらはとても大事なことなのです。


:……………(無視)………………

せんせが、言いたいことは、

“カテゴリー別にOTB(売上・粗利・仕入・在庫)計画を策定することにより、期中に精度の高い「マーチャンダイジング」を実践するため”

ですね( 一一)


:(@ ̄□ ̄@;)!私のセリフをすべてDさんが…。


:では、せんせ。手順を教えてくださいm(__)m。


:へい(''◇'')ゞ。

では、手順を説明致します。カテゴリー別の月別の売上予算はすでに完成しています。“来期はどんな商品が売れるのか?売りたいのか?

ですので、手順は

① 月別粗利率予算の作成

② 月別の投入アイテム数の割り振り

③ 月別の仕入予算の作成

④ 完成した在庫予算を見ながら全体のチェック

と、なります。


:なるほどです。勉強になります。


:ですが②~④の方法は、この連載でも何度も述べているように、絶対という手法はありません。実際は、読者の皆様の実態に見合った手法を考えてもらうきっかけに、この連載が役立てば嬉しく思いますm(__)m。

今回の連載では、Dさんの組織のことを考えながら、私がベターだと感じる手法で、②~④を説明できればと存じますm(__)m。


:へい(''◇'')ゞ。了解しました。


:ここで今回、月別の粗利・仕入・在庫予算を作成するにあたって幾つかのルールと注意事項を、お伝えします。

  • 前回のシリーズに引き続き、カットソーの春物商品で話を進めます
  • 今回の期首在庫の設定は0とさせて頂きます(この説明は後にもします)
  • 月の商品の基本の入荷日は20日とします
  • 3月の入荷商品だけは、1日と20日とします(この説明は後にもします)

以上になりますが、話が進んでいく過程で更に設定が増えるかもしれませんので、ご了承のほどお願い致しますm(__)m。


:へい(''◇'')ゞ。


:では、①の月別粗利率の予算の策定の話になりますが、月別の粗利率の予算を決めるということは、どんなことを表していると言えますか?


:へい(''◇'')ゞ。わかりません(''◇'')ゞ。


:(◎_◎;)。

Dさん、これはある意味復習問題です。では、ヒントを出します。粗利率が低く出る場合に、考えられることとは?


:……………(考え中)…………………


:では、Dさん。次回の講義はこの続きから始めましょう!


:へい(T_T)では皆様、次回もお楽しみに(@^^)/~~~

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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp



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