算数で極める達人MDへの道《第2講》㉞(佐藤正臣)

2022/05/25 06:00 更新


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商品の投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう⑧

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:前回までの話で、この「投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう」というシリーズは、一通り終了致しました。


:へい。ですが、質問です。

せんせに、教えてもらった手段で算出された、商品の投入アイテム・SKU数に違和感を覚えた場合、どの数字を調整すれば良いのですか?


:これは、アイテム回転数の調整、要は、販売期間の設定を変えることで調整すれば良いと思います。流石に、MD予算設計でこの段階まで来ると、今更カテゴリー別の売上予算を変更するわけにはいかないですから(;^_^A。


:へい。了解しました(''◇'')ゞ。

私の組織の予算作りにも、今回せんせに教えてもらったことをすぐに活用したいと思いますm(__)m。


:次回からのシリーズに、今回設定した投入アイテム・SKU数のことがより重要となってきますので、覚えておいてください!


:へい。了解しました(''◇'')ゞ。


:最後に今回のこのシリーズを終えて、少し読者の皆様に言っておきたいことがあるのですが、Dさん言っても大丈夫ですか?


:どうぞどうぞ(/・ω・)/。


:ありがとうございます。

今回、設定した商品の投入アイテム数を、次の段階では、月別に何アイテム投入していくのか?ということに話は移ります。その話が完了すると、月別に新規商品の投入計画が出来上がる!ということになります。


:なるほどです。その話はすごく楽しみです(^^)


:このことを、この業界で“たこ焼き”と呼んでいる会社が多いのですが、今回は、その”たこ焼き”を運用する際の注意点を、簡単に話します。


:“たこ焼き”って、私は初めて聞きました。なんだか、おいしそうですね(笑)


:(笑)

“たこ焼き”を簡単に説明しますと、今回私がお話した内容は、たこ焼きの“鋳型”を作る作業なのですね。そして、その鋳型をベースに小麦粉を流し込むかのように、商品を企画・仕入していく!ということです。


:なるほど~意味がよく理解できました(笑)


:この業界の大きい組織では、MDの仕事を商品面と数字面にわけて行っているところが多いことを、以前この場でもお話させて頂きました。


:へい(''◇'')ゞ。覚えています。

例え、商品面の仕事に専念しても、数字面のことは理解しておけ!その逆も同じ!と仰っていましたね。


:その通りです。

これ、大手組織でよく見られる現象なのですが、商品面の仕事。主にディレクション・バイヤーと呼ばれる人は、今回、私が話したような内容を理解せずに、ただ与えられた商品型数を企画するだけ、バイイングするだけ!という作業的な仕事になっている人が多いのです。


:でも、せんせ。このことの何が弊害なのですか?


:このような状態になってしまうと、以前私がお話しように、商品面の仕事と数字面の仕事は密接に結びついているのに、その仕事が分断されることとなります。

そのような状態となると、ディレクターは、数字面のMDが算出した数字に疑問をもたず、商品を探してくるだけが仕事となりがちなので、余計な商品を仕入てきたり、必要な商品数量が足りなくなる等という状態に陥ります。また、数字面の仕事の人も、ただ数字の設計をすることが目的となってしまい、自社の商品に興味を持たず、顧客を鑑みたMD設計というのが出来ないようになっていきます。そして、仮に売れなかった場合。商品面・数字面の互いのMDが責任の擦り付けあいになるのです。


:なるほど~。

弊社は、商品面の仕事も数字面の仕事(今までなかった)も、一人の仕事として、結びついていますから、そのようなことはないですが、その可能性は大いにありそうですね(;^_^A


:ですから、仮にMDの仕事が商品面の仕事と数字面の仕事に分かれていたとしても、商品面の仕事の人は、今回、私がお話した内容を知っておいてほしいし、数字面の仕事の人は、数字だけでなく、商品にももっと興味をもって、顧客のことを知ってほしいのです。

常に自分自身の仕事に“疑い”を持ち続けて、店舗等の現場に足を運び続けてほしいですね。


:m(__)m。肝に銘じておきます。


:今回のシリーズで何度もお話したように、今回私がお話した内容は、あくまで手段の1つであり、不備もたくさんありますので、商品面の仕事・数字面の仕事両面から、このことを真剣に考えてもらえればと思います。


:そのことが、店頭等の現場の負担軽減にも繋がりますもんね(^^)。


:ということで、今回のシリーズはここで終わりです。次回のシリーズからは、今回設計した投入アイテム数を利用し、月別に仕入予算を組み立て、そして、MD予算設計完成!となりますm(__)m。


:ということで!皆様。次回をお楽しみに~(@^^)/~

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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp

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