算数で極める達人MDへの道《第2講》㉛(佐藤正臣)

2022/04/06 06:00 更新


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商品の投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう⑤

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:Dさん。前回の講義でカットソー春物商品の標準展開アイテム数が算出できましたね?


:へい。算出された数字は以下になります。


→12点(1M20Cのハンガーラックに展開する商品点数)×4.5(カットソーで使用するハンガーラック数)≒54点

→54点(カットソー春物商品の標準展開商品数)÷3(1アイテム当たりのSKU数)=18アイテム


:Dさん。ありがとうございます。今回の講義では、商品の投入アイテム・SKU数を設定する際に、考えなければならないこと、

”〇商品の販売期間の設定→どのくらいの期間で商品を入れ替えていくのか?”

に関することをお話していきます。


:へい。よろしくお願いしますm(__)m。


:Dさん。商品の販売期間を設定する際に、アイテム回転という考え方があるのですが、Dさん分かりますか?


:在庫回転率的なものですか…?


:必ずしも在庫回転とは無関係ではないですが、商品の販売期間を設定する際に使用する考え方のことです。ざっくりと説明しますと、店頭の鮮度のことで、商品の入れ替えをどのくらいの期間で行うの?ということを、数字で表現したものと言えますかね。


:なるほどです~。なんとなく意味が掴めてきた気がします。


:では、以下詳しくお話し致します。今回のMD予算設計の話は、Dさんの組織をモデルとして、半年という期間で予算設計を進めていますね。


:へい(''◇'')ゞ。で、せんせが手を抜いて、更にカットソーに絞って話が進行しています。


:(^▽^;) ですね。本来、MD区分(MD予算設計の大枠の期間のこと)は、SSとAW区分くらいにするのが、理想ではあるのですが、半年という期間で区切ったために、今回は春・夏というMD区分に設定しています。


:へい。そういえばせんせ。更に手を抜いて、どさくさに春物商品だけで、投入アイテム・SKU数を設定の話を進めていますね( 一一)


:(@ ̄□ ̄@;)!(バレていましたか(^^ゞ))

話を続けますと、半年は、365÷2=182.5日となります。今回、MD区分は春と夏で分けていますから、春物商品の基本販売期間設定は、182.5日÷2≒91日。となるわけです。

Dさん、ここまでは理解できましたか?


:へい(''◇'')ゞ。今のところついていけています


:ここでアイテム回転という考え方を用いて、例えば、今回のケースでアイテム回転を2という数字にした場合、

→91日(春物商品基本販売期間)÷2(アイテム回転数)=約46日

となります。このことで、カットソーの春物商品の1アイテム当たりの平均の販売期間を約46日と設定した!ということになります。ですから、今回のDさんの組織のカットソー春物商品の標準的な展開アイテム数が18でしたから、

→18(カットソー春物商品の標準展開アイテム数)×2(アイテム回転数)=36

となり、Dさんの組織でいうと、カットソーの春物商品の投入アイテム数は、36アイテム。1アイテム当たりの平均SKU数が3でしたから、108SKUを商品投入するという計画になります!


:ブラボー!これまで、せんせのことをくだらない言葉を使うしょうもないおっさんと思っていましたが、少しだけ尊敬します!


:(@ ̄□ ̄@;)!あ…ありがとうございますm(__)m。


:せんせ。ということは、アイテム回転数を1に設定した場合、

→18(カットソー春物商品の標準展開アイテム数)×1(アイテム回転数)=18

でカットソーの商品投入アイテム数は18となり、

→91日(春物商品基本販売期間)÷1(アイテム回転数)=約91日

春物商品のカットソーの販売期間は、基本約91日になる!ということですね?


:はい、その通りですm(__)m(もう、ブラボー言うのを止めた( 一一))


:せんせ。少しだけピンとこないことがあるのですが、アイテム回転数を1.5に設定した場合。投入アイテム数は算出できるのですが、店頭の商品展開のイメージが湧いてこないのですが…。


:Dさん。良い質問です。ですが、ここで字数制限が来てしまいましたので、このお話は次回にさせて頂きますm(__)m。


:ということで!皆様。次回をお楽しみに~(@^^)/~~~



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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp

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