算数で極める達人MDへの道《第2講》㉚(佐藤正臣)

2022/03/23 06:00 更新


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商品の投入アイテム・SKU数の設定をしてみよう④

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:Dさん。前回の講義で、カットソー春物商品の使える什器の数が決定しましたね。


:へい。

21(モデル店の什器の数)×21.5%(カットソーの春物の売上構成比)≒4.5台

で4.5台です。


:では次に何を考えなければならないのか?と言いますと。ハンガーラックにどのように商品を並べるのかということです。


:せんせ。イマイチ意味がわかりません。なので、もっと詳しい説明をお願いしますm(__)m。


:(^▽^;)そうですか…。

では、かつての私の教え子が作成した下記の画像をご覧くださいm(__)m。

 

ご理解いただきましたか?


:へい。(''◇'')ゞ。

理解できました。要は、ハンガーラックにどのように商品を展開するのかは、ブランド・ショップコンセプトに沿っていなければならない!ということですね。


:その通りです。

Dさんの組織は、セレクトショップを10店舗展開していましたね?


:へい。価格帯は中価格帯で決して安くはありません。また、レディースのショップで店頭の鮮度をある程度意識しています。また、今回詳しくコンセプトを述べませんが、来店されるお客様は服好きの人が多く、店づくりには拘りがあります。


:なるほどです。今回、このモデル店舗のハンガーラックの長さは、1M20Cなのですが、このハンガーラックに何点商品を展開するのかを決定しなければいけません。


:なるほどです。商品を詰めて展開すれば、ハンガーラックがパンパンになります。

ですが、これがブランド・ショップコンセプトに通じることであれば、それで良いということですね?


:素晴らしいです。その通りです。


:では、せんせ。実際、商品をハンガーラックにかけてみて良いですか?


………………(Dさん作業中)………………………


できました!


:Dさん。随分優雅に商品を展開していますね。ですが、先ほどDさんがお話されたショップコンセプトを考えれば、それで良いと思います。


:せんせ。ありがとうございますm(__)m。

先ほど申しました私の所属するショップコンセプトを考えて、1M20Cのハンガーラックに12点商品を展開する!ということにしました。


:了解しました。では、Dさん。1M20Cのハンガーラックに12点商品を展開することが、Dさんのショップの理想形なのですから、春物商品は店頭に何点、商品を展開しているのが理想形ですか?


:へい。

12点(1M20Cのハンガーラックに展開する商品点数)×4.5(カットソーで使用するハンガーラック数)≒54点

54点です!


:ブラボーです!


:(もうお前の“ブラボー”聞き飽きたわ( 一一))


:これで、商品の投入アイテム・SKU数を設定する際の下準備が出来たということになります。因みに、Dさんのショップのカットソー1アイテム当たりの、平均カラー数・平均サイズ数はどのくらいですか?


:へい。カラーは3色くらいですかね?サイズは、ワンサイズだけです。


:ということは?

1アイテム当たりの平均SKU(最小単位)数は、

3(カラー数)×1(サイズ数)=3SKUというになるということです。


:なるほど~。


:因みに、Dさんのショップでは、1SKU当たり何点、店頭に商品展開していますか?


:へい。1SKU当たり1点です。それが当たり前ではないのですか?


:Dさん。それは当り前田のクラッカーではないのです。例えば、UNIQLOや無印良品などは、1SKU当たり複数店を商品展開していますし、ラグジュアリーブランドなどは、あえてサイズを間引いて展開している組織もあります。それもまた、ブランド・ショップコンセプトと言えますね。


:確かにそうですね。今回のせんせは、とても頭が良さそうに思えます(笑)


:(Dさんは、私のことをアホだと思っていたのね( ;∀;))

話を戻しまして、Dさんの組織のカットソーの1アイテム当たりのSKU数は3点になるのですから、1SKU当たり1点を店頭に商品展開するということで考えれば、

54点(カットソー春物商品の標準展開商品数)÷3(1アイテム当たりのSKU数)=18アイテム

Dさんのショップの春物商品のカットソーの標準展開アイテム数は、18アイテムで54SKUだということが算出できました!


:やったー!(≧▽≦)


:これで、商品の投入アイテム・SKU数を設定する際のフロー、②各品種(カテゴリー)標準展開アイテム・SKU数の算出が終了となります。


:では、せんせ。次は③のアイテム回転(販売日数)の設定ですね?


:はい。そうなのですが…、今回もこれで字数制限が来てしまいました。これで終了です。


D:(@ ̄□ ̄@;)!


ということで!皆様。次回をお楽しみに~(@^^)/~~~

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佐藤正臣 95年(株)ノーリーズにアルバイトとして物流倉庫からスタートし、店頭勤務7年(レディース)。02年より(株)ノーリーズにおいてメンズ(フレディ&グロスター・ノーリーズメンズ)立上をMDとして担当。10年よりフリーランスとして活動開始。シャツメーカーの新ブランド開発の企画サポート。その他、新規ブランドの立上マーチャンダイジング計画など、様々なフィールドで活躍したのち、14年5月末、株式会社エムズ商品計画を設立。小売り企業へのMDアドバイスや専門学校での講義・また海外での講義等。現在、多方面で活躍中。www.msmd.jp

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