三越伊勢丹ホールディングス(HD)は中長期経営計画の実現に向けて、23年5月に再定義した企業理念とサステイナビリティー(持続可能性)経営の一体化を深化させる。「今の百貨店ビジネスモデルには限界がある」(細谷敏幸社長)とし、小売業から「個客業」への変革を目指すもので、重点の一つである人的資本を最大化する。
(松浦治)
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人材戦略の中長期的な課題は、これまでの百貨店中心のマインド、ポートフォリオから脱却した企業風土改革と専門人材の育成の2点にある。企業風土改革にあたって、人と組織の在り方を明確にする。多様な価値観を尊重し、互いの違いに価値を認めて、従業員一人ひとりが最大限に能力を発揮できる組織と環境づくりを推進する。個人と会社の成長を両立させる。
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