メルカリは、東南アジア・台湾で最大のマーケットプレイス「Shopee(ショッピー)」を通じ、台湾での越境販売を開始する。ショッピーと業務連携して日本企業の出店をサポートしているビーノスグループが越境販売を支援する。
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メルカリとビーノスグループは19年11月に業務提携して、100カ国・地域以上での越境EC販売をすでに開始している。「20年6月時点までで越境ECの流通額は着実に成長し、特にアジア圏からの需要が見込めることがわかった」(メルカリ)といい、第2弾として特定の国や地域で日常的に利用されるマーケットプレイスと連携することを決めた。今回は東南アジア地域で最大のショッピーと連携して、まずは台湾のショッピーにメルカリの公式ショップを開設する。
ビーノスの完全子会社が運営する越境ECの代理購入サービス「Buyee」がショッピーとシステム連携して、「メルカリ」に出品されている一部の商品をショッピーに掲載。ビーノスグループが翻訳や海外発送、問い合わせ対応などをサポートする。台湾のユーザーから受注した商品は、Buyeeが代理購入して、Buyeeの倉庫に届いた商品を検品・梱包(こんぽう)した後に台湾に発送する。そのため、メルカリの日本国内の出品者は特別な対応をすることなく、販売機会を拡大することができる。
今年4月にショッピーで実証実験も行っており、台湾のユーザーに人気の高いカテゴリーは、ハイブランド品、キャラクターグッズ、ファングッズ、ゲームソフトの順だった。