縫製大手のマツオカコーポレーションは、休業していたミャンマー・シュエピター工場の操業を3月19日から再開した。22日も稼働した。
【関連記事】ミャンマー日系企業 工場稼働も物流、出荷停滞
ミャンマー国軍はデモを抑え込むためヤンゴンの一部地域などで戒厳令を出した。マツオカコーポはヤンゴンに2工場持つ。そのうちのシュエピター工場が戒厳令発令地域にあり、15日から休業していた。発令後、「工場近辺は比較的落ち着いており、従業員が出勤できる」とし、従業員の通勤ルートの安全確保や工場周辺の見回りなど安全対策を強化し、再開した。同工場の従業員は約1000人で9割が出勤。稼働率はクーデター前と比べると約7割。ミンガラドン地区にある工場はクーデター後も操業を継続。従業員の9割が出勤し、稼働率は政変前比で約8割。