新興企業や個店などでも、マスク&カバーの生産・販売が広がっている。それぞれの強みを生かしたデザインや機能性で、マスク不足の解消に一役買う。
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◇仕事を作る
フェアトレード店「ラブ&センス」を運営する福市(大阪市)の、編物を通じた東北支援プロジェクト「イーストループ」は、布マスク作りを開始した。
本体はスーピマ綿の落ちわたを利用した綿100%の生地。耳にかけるゴム部分は、伸縮性のある糸を手編みしたひもを使っている。作るのはイーストループのプロジェクトとして立ち上がり、現在は合同会社としてニット製品を作る東北クロッシェ村。東北クロッシェ村は新型コロナウイルスの影響による展示会の中止などで編物の受注が激減し、編物の技術を生かしたマスク作りを始めた。