【パリ=松井孝予通信員】仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループは、「ルイ・ヴィトン」(LV)のウィメンズアーティスティックディレクター、ニコラ・ジェスキエールが自身のブランドの創設を許可するとともに、同グループがそれに出資する。仏メディアの一部が報道した。デルフィーヌ・アルノーLVエグゼクティブ・バイスプレジデントが中心となり、ジェスキエールのブランドのプロジェクトを推進していくとしている。
ジェスキエールは13年、マーク・ジェイコブスの後任として現職に就任、昨年5月にLVと契約を更新した。その後、出演したテレビ番組の中で、自身のブランドを立ち上げるような雰囲気を漂わせていた。
シドニー・トレダノLVMHファッショングループ会長兼CEO(最高経営責任者)も昨年11月、パリで開催されたヴォーグ・ファッション・フェスティバルで、傘下ブランドのアーティスティックディレクターの一人が近い将来自身のブランドを立ち上げることをほのめかしていた。
