パリを拠点にするメンズ・レディスウェア「ルメール」が東京・表参道に、21年3月31日までの期間限定店「ルメール・エ・スクワット」を開設した。運営はルメール・パリ。
日本とその文化に敬意を持っているルメールにとって「パリの旗艦店に次いで、東京にショップを設けることは自然なステップだった」という。店舗は、設計事務所のダイケイ・ミルズとアートブックを扱うトゥエルブブックスによる都心の空き物件を創造的に活用する活動「スクワット」との協業でデザインした。
内装には、大阪府にあった築100年の古民家の廃材を再利用した。接着剤や釘を使わない「木組み」を生かした什器が目を引く空間で、日本が誇る森林資源と熟練の大工仕事を象徴するようだ。ルメールの静かな洋服に溶け込むように、ブックストアとギャラリースペースを併設している。
