量販店・専門店チェーン向けレディスアパレルメーカーの生産は、中国を主軸とする体制からASEAN(東南アジア諸国連合)などへの分散が進んでいる。政治問題をはじめとするチャイナリスクによるサプライチェーンの過度な中国集中の見直し、円安による生産コスト対策が背景にある。
(小坂麻里子)
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エフリードは現在、中国95%、ASEAN5%の比率で海外生産している。コロナ下で規制されていた中国出張が解禁、現地で素材調達が可能になった。「3年分の生地が蓄積され、とても魅力的」と話す。今後は中国の既存の協力工場と関係を深めつつも、中国70%、ASEAN30%に変更していく計画だ。
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