24年11月から25年1月にかけて、「カラー」のニュースが立て続けに飛び交った。24年11月にコロネットの傘下となり、1月の25~26年秋冬パリ・メンズファッションウィークでデザイナーの阿部潤一が退任を発表、その直後に後任デザイナーとして「タロウホリウチ」の堀内太郎が任命された。
(青木規子=本社編集部)
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見事な退任発表
公式インスタグラムで2人の対談が配信され、退任の理由や今後のカラーの行方などが語られた。その映像には、カラーで見せてきた阿部のセンスが生きていて、見事な退任発表だった。その間、たったの3カ月。あっという間だった。
阿部は04年にカラーを設立。文化服装学院を卒業後、いくつかのアパレルメーカーを経てスタートした。カラーの直前に阿部が所属していた「PPCM」時代から、独特なカラーリングや素材などのこだわりで個性を発揮し、すでに多くのファンがいた。その阿部の美意識を詰め込んだカラーの創業は、待望のものだったように記憶する。
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