総合アパレルメーカーの22年度の業績が揃って増収となり、23年度も引き続き増収基調が続いている。新型コロナウイルス感染症の影響も加わり、業績低迷が続いていたが、コロナ禍前からの構造改革への取り組みがようやく成果となって表れている。コロナ禍では一気にEC販売が加速し、コロナの終息傾向に合わせて実店舗に消費者が足を運ぶなど、大きな環境変化への対応に取り組み、増収基調になっている。過剰在庫による値引き販売や廃棄よりも、正価販売比率向上を目指した適正仕入れ・在庫で利益も黒字に転換している。さらに成長に向けた基盤固めが急がれる。
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増収基調続く23年度
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