ジャヴァコーポレーション 軽衣料重視で伸ばす

2024/06/17 06:27 更新


8~10月の秋物は、ベストやシアーのブラウスなど気温調節ができるアイテムを出す「ロートレアモン」

 ジャヴァコーポレーションの「ロートレアモン」「ドロワット・ロートレアモン」は5月、既存店売上高が伸びた。MDの見直しが狙い通りに貢献した。4~9月を大きなくくりで夏と定義し、実需に見合ったMDに変更している。

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 軽衣料の比率を高め、5月はニットトップやブラウスなどの軽衣料が売上高の50%を占めた。パンツやスカート、ワンピースなどの中衣料が35%、シアーブルゾンなどの重衣料が15%だった。昨年は軽衣料が40%、重衣料が20%だったため、MD見直しの成果が徐々に数値に表れている。ブランド別の伸び率は、ロートレアモンが5%増、ドロワット・ロートレアモンは新規出店もあり10%増。

 セール期に正価品も強化する。例えば、ロートレアモンの8~10月の秋物は、新鮮さとトレンドの追求を軸に打ち出す。ラメのニットプルオーバー、秋色のシアーのブラウス、ベストやジャンパースカートなど着回しの利くアイテムだ。アウターは暖冬を見越して、ジャケットとコートの中間で幅広く着られる〝ジャコット〟を提案する。

 買い方も変化している。これまで、春物はオケージョン対応やマザーニーズでジャケットを含むセット購入で5万円ほどが多かった。今年はブラウスの単品など購入後の着回しを考えての買い方が主流になった。

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