伊藤忠商事 ライクラ社に200億円を出資

2019/02/22 12:45 更新


 伊藤忠商事は、資本、業務提携先である山東如意科技集団のライクラ社買収に関連して約200億円を出資し、事業に参画した。

 ライクラ社は、18年にインビスタからアパレル、アドバンスドテキスタイル事業をカーブアウトする形で設立された。スパンデックス「ライクラ」や、吸汗速乾ポリエステル「クールマックス」、軽量保温ポリエステル「サーモライト」などを保有している。今年1月末には買収手続きが完了し、山東如意科技集団の子会社となっていた。

 山東如意科技集団と伊藤忠商事、両社の出資総額は数千億円規模。山東如意がライクラの買収を検討する中で、伊藤忠商事に共同出資の要請があったという。環境配慮型素材の開発や大手リテーラーとの取り組み拡大といったシナジーが見込まれることから、今回の出資、事業参画を決めた。



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