伊勢丹新宿本店 雑貨の新平場「イセタン・シード」

2020/09/03 06:30 更新


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顧客とのつながりや商品購入のきっかけを生む拠点にする(本館1階)

 伊勢丹新宿本店は9月2日、本館1階に雑貨の新平場「イセタン・シード」をオープンした。衣食住など同店で取り扱う全ての商品領域を横断し、各フロアから選んだ約100ブランド、1300アイテムを編集する。全館の「ガイドマップ」をコンセプトに、顧客とのつながりや商品購入のきっかけを生む拠点とする。服飾雑貨のリモデルは06年以来となる。

(松浦治)

 売り場面積約100平方メートルに、フード・ドリンク、トラベルコスメ、デイリーケアアイテム、ステーショナリー、デジタルガジェット、書籍、ファッショングッズを一堂に集めた。食品は伊勢丹の情報サイトが掲載する愛される食品100からベストアイテムを選び、書籍は銀座・蔦屋書店と協業した。

 従来の百貨店の売り場は対象別や用途別、商品特性などに応じてアイテムやブランドを分類してきたが、シードは商品領域を超えた全館のインデックス機能に特化した。平場の特性を生かして、シーズンや売れ行きに応じて商品内容を機動的に見直し、拡縮する。

全館の「ガイドマップ」をコンセプトに

 背景にあるのがECの台頭で、店舗での顧客の買い方や関心事が大きく変化していることだ。「百貨店は広すぎてどこに何があるのか分からない」「何か欲しいけれど、欲しいものが見つからない」「長時間の滞在を避けたい」といった不満や悩みを解決することで、顧客との新たなつながりに結び付ける。

 イセタン・シードでは、普段使いの最も売れているブランドやアイテムなど全館のリソースを一カ所で一覧できることで、より早く商品を購入してもらうようにした。目当てのブランドがなくても、平場に立ち寄ることで新たな発見の場づくりにつなげる。

 商品選定の基準は、物作りの背景やストーリーがあること。商品、ブランドのルーツ、普遍性などを通じて、探しているものを見つけるだけではなく、探したいものが見つかる場にする。売り場の柱周りにはiPadを配置し、店内の取り扱いフロアやオンラインサイトを通じて、より広く案内する。

 同店では「百貨店のグラウンドフロアとして、どうあるべきかを考えた。新しい買い物スタイルに対応することに挑んだ」(小林嵩婦人雑貨バイヤー)としている。

最も売れているブランドやアイテムを1カ所で一覧できる

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