モデレートゾーンのインポートバッグは25年春夏、トレンドを意識したデザインが広がる。左右に長いことから「イーストウェスト」と呼ぶ横長バッグやボストンバッグを、ブランドらしい素材での提案が目立つ。また、猛暑でシアー素材のウェアが増えているのと同様に、バッグでも一部分を透かして軽さを出したトランスペアレントなデザインが出てきた。
（松本寧音）
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「アンテプリマ」は、アイコンの「ワイヤーバッグ」が好調だ。間口にファスナーやマチを付けたものや、小さなワイヤーバッグと重ね持ちができる「ワイヤーコード」をざっくり編んだトートバッグなど、デザインと機能の両方で選べるバリエーションが広がってきた。
新作のイチ押しは、ミニボストンを横長にしたような楕円（だえん）形フォルムのイーストウェスト。アーモンドを糖衣で包んだお菓子のコンフェッティがモチーフだ。ファスナーの間口で、チェーンストラップ付き。カラフルなワイヤーコードを編んだ別売りのストラップでアレンジもできる。間口に通したチェーンストラップを絞ってドローストリングバッグのように持てるデザインも新しい。
「ロンシャン」は、前シーズンにアップデートした「ル・ロゾ」がヒットしている。現在、「ル・プリアージュ」のレザーライン「ル・プリアージュ・エクストラ」に続く2番人気。しっかりと物が入る容量、オン・オフ使えるシンプルなデザインが好評だ。今シーズンの新作は、ゴールドのバンブートグルとスムースレザーを使用したもの。ショウガのイエロー、樹皮のブラウン、ビーツの赤紫が新色として加わる。
